亜女子たちのコロナ生活「モンゴル・ウランバートルルポ」

おはようございます。今日はいいお天気ですね。

さて、本日の亜女子たちのコロナ生活は、モンゴルからの報告です。

モンゴルでは、昨日まで感染者が17人に留まっていたのに、今日は30人に増えてしまいました。

ウランバートルの市内。みんなマスクをつけています。

ウランバートルの市内。みんなマスクをつけています。

広い道ですが、みんなマスクをしていますね。

広い道ですが、みんなマスクをしていますね。

私が見た中で、ウランバートルは、アジアの中でもものすごい渋滞国です。この渋滞はコロナとは関係ないようです。

私が見た中で、ウランバートルは、アジアの中でもものすごい渋滞国です。この渋滞はコロナとは関係ないようです。

モンゴルへ私とスタッフユウカが訪れたのは今から2年前。冬の初めの首都のウランバートルと遊牧民の住む国立公園を訪れました。ウランバートルは、道は広いけれど、朝夕の渋滞がとてもひどく、したがって空気も悪かったのが印象的。一方、国立公園の遊牧民は、生活に不便はあるけれど、広々とした大地に悠々と暮らしていました。みんなどうしているだろう・・・。

ウランバートルに住む亜女子ゾラさんとは、SNSでつながっているので、連絡を取ってみると・・・まずは日本のことをとても心配してくれました。

「モンゴルは、当初から予防策がしっかりしていたので、そんなにコロナは広がっていません。けれど、韓国、ドイツ、中国などの海外から特殊機で帰国したモンゴル人の中に感染者がいたようで、現在は病院で隔離されています」とは昨日の会話です。

人々も、マスクはしているものの、まだ安心して暮らしているのだとか。パニック購入なども起きていないそうです。モンゴル政府からは、1月末から4月30日まで学校や大学、語学学校、事務などを閉める要請があり、レストランや居酒屋も夜10時以降は開いていないとか。でも、みんな用心して夜はなるべく出かけないそうです。外出時は、マスクをして予防しているとのことでした。

ゾラさんは、今は、日本語学校で働いているので、オンライン授業の準備に追われているとのことで忙しそう。がんばってゾラさん!

 

日系企業の支社に勤務するトゥメンさんにも連絡してみました。

昨日の時点で「モンゴルは、17人しか感染者が出ていなかったのに、随分厳しく政府は動いているのですね」と話をすると、「モンゴルは医療レベルが低いしキャパも少ないので、もしも、感染者が多くでたらすぐに医療崩壊をしてしまうんです。それを心配して、政府は早くから動いていたのです」とのこと。国内外は、もう出入り禁止になっているし、学校も9月まで休校になったそう。「サウナやジムももちろんクローズしています。残念です」。政府はマスクをつけることを必死で国民に推奨しているのだとか。

街の空気について聞くと、春になり暖かくなったので、空気はよくなってきたそう。ウランバートルの空気汚染は、そもそも遊牧民や、ゲル地区に住む人々の暖房が原因。それが暖かくなってきたので解消され始めているとか。ちなみに工場はずっと稼動しているそうです。

人はいないのに、必ずマスク。

人はいないのに、必ずマスク。

日本語学校で勤務するゾラさん。オンライン授業の対応で忙しいそうです。

日本語学校で勤務するゾラさん。オンライン授業の対応で忙しいそうです。

そして、「遊牧民は、コロナとは関係なく暮らしていると思う」とのこと。

「田舎は人口密度が低いので感染率は低いし、国内移動を政府が管理しているので、今のところは大丈夫ですね。でも、もしもゲル地区でコロナが発生したら、これはもう大変です」と昨日話していました。ゲル地区は、街のはずれにあり、水の汚染もあり、生活者も余裕なく暮らしています。ここで起きたら本当に大変だと思います。

トゥメンさんの働く支社にはトゥメンさんしかいないので、「車で出かけて、普通に働いています」とのこと。

今朝になってモンゴルの状況は一転。

17人→30人へ。朝、連絡すると「残念です」とトゥメンさん

まだまだ、少ないとはいえ、日に日に増えていく感染者の数。日本の様にならないように、これ以上増えないことを祈るばかりです。筆:山本

遊牧民のゲルの中で歓迎されるトゥメンさん。これは2年前の写真です。

遊牧民のゲルの中で歓迎されるトゥメンさん。これは2年前の写真です。

国立公園に住む遊牧民親子は、元気でしょうか。きっと変わらぬ生活をしていることでしょう。

国立公園に住む遊牧民親子は、元気でしょうか。きっと変わらぬ生活をしていることでしょう。

遊牧民の暮らしです。

遊牧民の暮らしです。